
以前、ガスガン・グレネードランチャーはフロンガスを使用していましたが、地球温暖化対策のため1997年12月の京都議定書で温室効果ガスであるフロンガスの削減・生産中止が決まり、現在は代替フロンであるHFC134a、HFC154aが使われています。そして、近年では CO2 も脚光を浴びています。
【 HFC134a 】はガスガン用として広く流通しているガスです(東京マルイ ガンパワー、ウッドランド BB GAS、サンダーシュート TYPE R、SⅡS ガン・ボンベ等)。
一方、【 HFC152a 】は、温暖化係数がHFC134aの1/10程度と低いことから、より温暖化対策に適しているとされるガスです(LayLax ハイバレットガス、サンプロ エコシューテイングボンベ)。ただ、HFC152aはHFC134aよりも、若干、ガス圧が低く(サンプロ エコシューティングガスは圧力対策にHFC152aとCO2を混合)、また、可燃性ガスでもあります。
【 CO2 】は、実は温暖化係数が1であり、HFC134aの1430、HFC152aの124よりも、遥かに地球に優しいガスであると言えます。
代替フロンガス(HFC134a、HFC152a含む)は、2016年10月15日のルワンダ会議でのモントリオール議定書改定で「2036年までに先進国の生産量を85%まで削減する」と決められており、CO2は将来的に安定して使用できる次世代のガスガン用パワーソースであると言っても過言ではありません。